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制服

鶴岡東高等学校 制服デザインファッションデザイナー コシノヒロコ氏「心明るく、前向きに、自分を表現してほしい」

ファッションは人の心を楽しく、豊かにしてくれます。 ファッションを考えるということは、 服装のことだけではありません。 自分をどう表現しようか、に始まって、 今日はこんな気持ちで行動しよう、 友達とこんな楽しい時間を過ごそう、 ちょっと背伸びをしてみよう、なんていう風に・・・。 着る服一つでキリっと引き締まってしまいますよね。

その反面、ファッションは人柄をはっきりと表してしまいます。 だらしない着こなしをしていると、 その人もだらしない感じになってしまっています。 制服も同じです。 私服から制服に着替えることで、気持ちが切り替わります。 いつも着慣れているからと言って、 気持ちを引き締めて着こなさなければ、 なかなか格好よく見えません。

それに、制服というのは実はもっと大切なことなのです。 私が制服をデザインする時、最も大切に考えていることは、 その制服を着ることで、誇りを持てるスタイルとなることなのです。 制服というのは学校の顔であり、 いわば、集団の美しさ、伝統の美しさを表現するものなのです。 その人自身だけでなくて、その制服は学校全体を表します。 だから非常に社会的責任が大きいわけですね。

もちろん、素材やパターンなど、着易さ、動きやすさなどを 前提とした機能については、デザイナーとして当然のことですから、 その上で、今の生活スタイルに見合った 現代的なデザインを考えなければいけません。

まずは私のデザインした制服を生徒の皆さんが 気に入ってくれることが第一番なのです。 そして私は、制服姿の皆さんが胸を張って歩く姿を想像しながら、 楽しくデザインさせてもらっているのです。

また、着ていただく皆様にお願いしたいのは、 制服というファッションに誇りを持って、 心明るく、前向きに、自分を表現してほしいということです。

それでは私の作ったデザインを自分なりに 上手に着こなしてくださいね。 どうぞよろしくお願い致します。 ありがとうございました。

コシノヒロコさん、ありがとうございます!夏服は部活の後も快適に着こなせます。